四柱推命は、古代中国の陰陽五行思想を基盤として体系化された、個人の運命を読み解くための占術です。その理論の緻密さと的中率の高さから「占いの帝王」と称されることもあります。
この占術の根幹をなすのは、個人が生まれた「年・月・日・時間」という4つの情報です。これらを「四柱」とし、それぞれに十干・十二支を当てはめて「命式」と呼ばれる個人の運命設計図を作成します。命式の中では、陰陽五行(木・火・土・金・水)の各要素が互いに影響を与え合っており、その複雑な力関係を分析することで、その人の持って生まれた性格や才能、生涯を通じての運気の流れ、そして人間関係の傾向まで、極めて論理的に導き出すことが可能です。
本来、四柱推命は生まれた時間まで用いることで最も高い精度を発揮しますが、時間が不明な場合でも、三柱推命としてその人の大枠の運命を捉えることができます。